思考の果てに辿り着いた一本の線を食べて、角を生やしたおじいさんは、 やがて松明を片手にこの家を出て行った。 外は暗く一角おじいさんの姿が松明と揺らいでいく。 森を覆った牙の鋭い狩人たちがダラリと涎を垂らしては、 明滅を繰り返す一角おじいさんを追い詰める。 枝で梟が鳴く、静かな夜だった。